ナチュラルであること


先日、青山一丁目のカフェCAFE246 横の「BOOK246」が主催した特別トークイベント「ナチュラルであること」に参加してきました。
カフェカンパニーのあやちゃんからのお誘いでしたが、事実上、彼女ワンマンの仕切りだったようです。
素晴らしい仕切りでした。


246CAFE|246カフェ 青山

●出演
東野翠れん(写真家・モデル)
服部みれい(『murmur magazine』編集長)
細川秀和(Lee japanディレクター)

基本的にLeeの細川さんをメインに、服部さんが司会、東野さんが特別ゲストというスタンスで、Leeが行っている「ウガンダプロジェクト」を中心に、ナチュラルであるということはどういうことであるか、を巡る冒険のお話。


寡聞にして全く存じ上げなかったのですが、Leeはオーガニックコットン製品に力をいれており、その売上の一部で、ウガンダに井戸を掘るなど還元を図っているそうだ。


なぜLeeが?


Leeといえばジーンズ。
このジーンズという服は、製作の工程上、最も化学薬品を多様する被服だそうだ。
そもそも力強いジーンズ生地を濃いインディゴブルーに染めること然り、そこから色落ちさせるなど多様なダメージ加工をすること然り。
かなりハードな、ケミカルを必要とする。
すなわち、そのケミカルがどこへ行くかというと、そのまま生産地ウガンダへ、地球へ、とそういうことらしい。


246CAFE|246カフェ 青山


アフリカウガンダの名産である、まじりっけなし純度100%オーガニックコットンジーンズの購入が促進されることで、生活に必須な井戸ができ、さらにウガンダの人々は化学薬品を購入せずともよくなり、また金周りもちょっとよくなるため児童労働や飢餓などが減少するだろうというスキームになっています。


なにより、細川さんのハナシが非常に上手なのと、バックグラウンドの知識が大変豊富なので裏打ちされた説得力があり、大変面白い会でした。
東野さんは、雑誌でみるよりも外国人!


これまた寡聞にして存じ上げなかった雑誌murmur magazineの編集長、服部さんの巧妙なファシリテーションもよかったです。
是非、Leeはこれを継続していってほしいです。
「黒人の子どもが涙目でカメラを見つめる画」とか「とにかくアフリカが大変なんです!」という浪花節に陥らず、ある程度クールに継続することが肝要かと思います。


途中、残念ながらフェアトレードのハナシにも触れられていました。
フェアトレードという考え方は、おそらく市場の失敗へのカウンター「思想」なんだろうと個人的には思いますが、正直、稚拙な先進国(日本)批判、短絡的な大企業批判に陥りやすいし、経済学的にも烈しくギモンなのであまり好きな議論ではありませんね。
感情的にはもちろん理解できますが。。。


というわけで、次、ジーンズを買うときは、Leeにします!



BORN IN UGANDA ORGANIC COTTON
http://tinyurl.com/56hcrg


マーマーな☆ダイアリー/murmur magazine 編集長 服部みれい
http://murmur-blog.jugem.jp/