東京絵画電池

先日、目黒で行われた林画伯の初個展。

雪を踏む音や、自販機の裏のウーンという電気音といった自然音・生活音を自らサンプリングし、インスピレーションを得て描いた作品群の発表。
林画伯個展@トウキョウデンチ
例えば自販機に誘発された絵であれば、ひたすらその自販機のウーンという音だけを繰り返し聴いて描く作業を進めたとのことで、なかなかの非凡ぶりがうかがえる。
林画伯個展@トウキョウデンチ
また、絵はそれぞれ薄いアクリルに印刷されており、下敷きとなる白い紙との間にできる影によって浮遊感の演出に挑戦しているという。
併せて元となったそれぞれの音とレコードのミックスをBGMとして流しており、よいアクセントになっていた。
次回は夏頃を予定。

会場となったトウキョウデンチは、お昼は自転車屋、 夜はT-19のTOMMY氏らがプロデュースする洒落たバーだ。
TOMMY氏の「彼のようにまだ無名でも、頑張っているクリエイターや東京そのものの電池となる場所でありたい」というコメントが印象的。
なお昨今のピストバイクムーヴメントを仕掛けたT-19ではありますが、本業?の知見を活かして監修したというスケートパークが、世田谷公園に来月オープンとのことなので、キッズたちはこぞって来場されたい。

うっかり朝までダラダラ話し込んでたら、土曜が丸つぶれしたというのもまた一興。


林画伯個展@トウキョウデンチ
林画伯個展@トウキョウデンチ