新春を前に 性春映画of the Yearを観た 「グミ・チョコレート・パイン」
1986年、東京。“おれは人と違う”と思いながらマニアックな映画やロックの世界に浸るものの、結局何をしていいかさえ分からない、冴えない高校2年生の賢三(石田卓也)、カワボン(森岡龍)、タクオ(金井勇太)。そんな彼らは周囲の人々を見返すため、ロックバンドを結成するが…。大槻ケンヂの同名青春小説を、鬼才ケラリーノ・サンドロヴィッチが映画化。
久しぶりにオーケンネタ。
最初と最後に言えることは、この原作は、ロックに青春を捧げたあまねくバカ野郎たち必読の書であることは間違いない。
オーケン性春文学論壇に燦然と輝く、その「グミ・チョコレート・パイン」がついに映画化されたとなれば、とにかく観にいくしかないじゃないか。
確かに、ねじまき鳥クロニクルを映画化するのは大変だろう。
鑑賞し終えて、映画館を出たときそれと同じことが本映画にも言えたわけだが、エッセンスは十分に取り込まれており、大変おもしろかった。
そして、ロック野郎たちはみな口を揃えて「賢三・・・・お前は俺か・・・・」とひとしきり涙したのである(多分)
ロック野郎たちは、きっと賢三と同じ理由でギターなりスティックなりを手に取ったはずなのだ。
少なくとも僕はそうだ.....誰に教えられたわけじゃないが、ロックの神様がそう示唆するんだろう。
"自分には人とは違う何かがあるはず!"と根拠もなく思い込めていたあの頃を思い出して、武道館・・・ではなくテアトル新宿に走ってみてください。
しょこたんも全力でギザ応援してるお(゜∀゜)(゜∀゜)(゜∀゜)(゜∀゜)━━━━━━━━━━!
http://yaplog.jp/strawberry2/archive/17336
作品情報
キャスト : 石田卓也・黒川芽以・柄本佑・金井勇太・森岡龍・マギー・甲本雅裕・大森南朋ほか
監督・脚本 : ケラリーノ・サンドロヴィッチ
原作 : 大槻ケンヂ(『グミ・チョコレート・パイン』角川文庫 刊)
テーマ曲 : 電気グルーヴ(Ki/oon Records)
配給 : 東京テアトル12月22日 テアトル新宿、新春 テアトル梅田他にてほかにて全国順次ロードショー
http://www.gumichoco.com/
開演前に喰った、絶品チーズバーガーも漏れなく絶品でした。
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