きみだけがぼくの歩いた路のこと知ってる トイカメラ"ゴン"デビュー

今日は珍しく休暇をもらって、ひがな近所をぶらぶらして過ごした。

平日の近所を歩き回るのは、転居してから初のことだ。
世田谷区の中でもこの辺は立派な住宅街で人通りも少ないが、学校帰りの中学生や、犬を２、３匹連れて散歩する有閑マダム、何のお仕事をされているのかオープンエアーなベンツを乗り回す若者、高円寺時代には見かけなかった普通の大学生、カフェで格闘ゲームに勤しむサラリーマンなどバラエティに富んだ人材が豊富だ。
彼らから見れば、僕も奇異に写ったかもしれないが、そんなことは知らない。

買ったばかりのお散歩カメラ（トイカメラ）をポケットに入れて、違う意味のパチパチズ（本来は祥伝社発行Zipperの読者モデルの意）として、意気揚々と闊歩した晴れのした。

このお散歩カメラはかなりヨイ。
デジカメでありながらLOMOのような味わいが出る。

画面の端の光量がグンっと落ちて、発色は濃厚なベタ塗り。
完全にデジカメ版LOMOでウキウキする。
トイカメラだけに、普通のデジカメのように撮ってすぐ画像を確認することはできない。
ちゃんとPCに取り込んでみてはじめて、その空間の切り取りを目の当たりにすることになる。
この辺が、現像に近い感覚だ。
また、おもちゃだけあって、もちろん手ブレ防止機能などはないため、きちんと手でホールドして撮影してもブレがでる。
がしかし、このブレとボケがいい感じでロシアーンな風が吹いている（と思う）

これまでのちゃんとしたデジカメ以外に、こいつはスーパーサブこと中山雅史（磐田）として活躍が期待される。
用途が違うしね。
よし。名前は、今日からゴンだ。

これからは、光量の多い季節なので、こいつの弱点も十分カヴァーされることでしょう。
キョロキョロとどこの空間を切り取ってやろうかと、街歩きがたのしくなりそうだ。
味出てるでしょ
チャリンコ乗って一緒にパチパチズしにいきたいひと、どしどし連絡ください。