2008年のIT業界10大ニュース(IT PLUS)


NIKKEIのIT PLUSが、コラムニストや業界の専門家を対象に今年のITニュースについてのアンケート結果を公表してます!
これから、歳末ギリギリまで各所の振り返り・立ち止まりが続くと思われますが、先日の日経トレンディによるソレとは(当たり前だけど)一風異なり、非常に興味深い。


こうして色んな確度から鑑みると、「変」と評されたこの2008年ビバップがいったいどんな形状をしていて、どんな色をしていて、どんな味がしたのかがようやく見えてくる感じです。
九十九折な忘年会で全てを忘却の彼方へデリートする前に、一旦、ここでデフラグしておくのもまた一興じゃないですか。
いやはや年末ダイスキ><


あ、それより今日はメリークリスマス。


順位 見出し
1 MSがヤフーに買収提案
2 ネット規制を強化
3 ソフトバンクiPhoneを発売
4 金融危機波及で下方修正相次ぐ
5 「クラウド・コンピューティング」が流行
6 ダビング10実施で混乱
7 googleストリートビュー」が話題に
8 米トリビューンが破綻
9 犯行予告書き込みで逮捕相次ぐ
10 割賦販売制で端末販売が減少


2008年のIT業界10大ニュース 識者に聞く(1) ビジネス-最新ニュース:IT-PLUS


ぜんっぜんIT業界人ではないぼく的には、以下の順でした。

1.トリビューンが破産申請
2.「クラウド・コンピューティング」が流行
3.ソフトバンクiPhoneを発売


次点、自分が閉鎖SNSから開放blogへ移行


ずーっとマスメディア凋落といわれつつも、ついにトリビューン紙が堕ちたことは極めて象徴的であり、今後を示唆するものだと思いました。
クラウドは、一瞬バズワードかなあと思ったときもありましたが、SOASaaSクラウド、名前は何でもいいんですが、この方向性は、加速していくんだろうと思うし、その方がぼくらにとっても色々と楽しそうです。
iphoneは、出尽くしたネガポイントを改めて反芻しつつ、いまだ欲しい><
近々、本当にMNPかも。一番やりたいのは、意外と手のひらでgoogle mapです。
そういうい意味では、3位は、「iphone×Googleの日本侵攻(深耕)」ですね。


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次点として、自分がmixiを出た、というモチベーションの変化が大きいかもしれません。
ただ、mixiの連絡網的な部分は、やはり何モノにも替えがたいので決して退会することはありえません。
年賀状サービスも、ぼくはとても良いと思いました。


しかしながら他方で、コミュニケーションのプラットフォームとしては、一旦、制度疲労が来ている・・・と感じています。
一時期、「これからは、mixiに公式コミュニティだ!」「いや、セカンドライフにもXXXだ!」とか、やんややんや言われていたのが、まるで嘘のよう。幻のよう。
facebookみたいになったらまた違うのかもしれませんが、新たに変化を遂げたホワイトベースとしてリニューアルされることを期待しています。


ITmedia西尾氏の以下の論考が、そんな僕にとって一助となったことは間違いありません。

ではなぜmixiに日記を書かなくなったのかといえば理由は幾つかあり、例えばクローズドのコミュニケーションに感じる「内輪臭さ」、もしくは、より手軽な情報のアーカイブ先――例えばTwitter――の登場により、そちらへの移行が図られたというのがわたしの場合の移行理由として大きいのかなと思います。


〜 中 略 〜


自身の情報プラットフォームとして閉鎖系のSNSが求められたのは、ある種、時代の必然であったといえます。
ネット上のプライバシーというものに敏感になり始めていたユーザーはこの地をフロンティアとしてあがめましたが、すでに時代が変わりつつあるのは皆さんお感じかと思います。
閉鎖系のSNSで醸成される安心感は、本来書くべきではない情報を気楽に書いてしまうという事象の発生にもつながっているのは、多くのサンプルをもって証明できます。


そもそも閉じた系というのは、生物学的に見ても進化が起こりにくい系です。
家畜となった動物を例に出すまでもなく、閉じた生態系の中にいると、適応能力の退化を招いてしまいます。
インターネットの普及により、かつては必要であると考えられた閉鎖系SNSは、結局新たな可能性を自らつぶしてしまっているということに気がついている人も多いことでしょう。
これは、IT業界で言うプロプライエタリオープンソースの争いと基本的なベクトルは同じです。


今週のひとこと(編集後記)より