今年も歳を取ったが、多分来年も歳を取る
気づいたら、また歳を取っていたよ。
取ったのはなく"重ねた"という詭弁を他人には使えるようになったのが25歳。それから数年、大人の嗜みを身に着けたということだろうか。取れるモンは、全部取っとけ的な成金思考でいけば、タダで取れるなんて超ラッキーってことじゃない?!
じゃない.....
この歳越しをどうすごしてやろうか、というのは諸兄におかれましても1年間で1、2位を争う懸念事項だと思うんだが、僕はここで、記念的映画を鑑賞しながら静かにトランス状態を迎えるのが、明日の僕にとって最も有益だという結論に達した。
そこで、渋谷TSUTAYAに赴き選んだ作品が「エル・トポ」と「未来世紀ブラジル」。
これは濃い。煮詰まった濃さ汁が溢れ出る様が垣間見えることと思います。なぜ、ここでフリークス作品を連続で...とありがたくも危惧してくださる諸兄に説明すると、エル・トポには目的と再生を、ブラジルには狂気なまでのドリーミーを託したわけである!
この意気込み、このコンセプト、きっとわかっていただける、と信じている。
ただ、カルト映画の試金石である「途中で眠くなる」の業に抗えず、気づいたら誕生日当日の昼過ぎだったことは、今歳を占う上で・・・・占いたくないものだ。占いなど信じない!信じるのは、明日の雲行きぐらいだ。
毎年、たかが歳を取るぐらいで一喜一憂するような子供っぽさから脱却できるのは、きっと来年からだと信じてやまない。
L'atelier de Joel Robuchon
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