シドってヴィシャスでも飛空艇のひとでもないらしい

いつまでも自分が若者代表って思ってたけど、最近は完全に負けを認めている今日この頃小春日和も朝令暮改なお日柄です。

さて最近気付いたのだけど、渋谷のスクランブル交差点にあるオーロラビジョンでよく見かけるビジュアル系バンドがある。
近年、またビジュアル系が盛り上がっていることは何となく皮膚感覚で感じていたが、特に気に留めることは無かった。

がしかし、このバンドのVo.はあまりに色んなところで目にするものだから、という理由と、こりゃまた女の子よりきれいなお顔ズラ、というビジュアル系バンドの面目躍如な容姿に魅かれて
色々と尋ねて回ったところ、それは「シド」というバンドのヴォーカルだそうだ。
ウホッ、彼の名前は知らない。

そのシドというバンドのVo.を、めんどくさいので仮にたけし、と呼ぶことにする。
たけしのおかげで、シドというバンドは女子中高生に絶大な人気があるそうだ。

20代も後半になる私の元へは、その人気が残念ながら伝わってこなかったのだが、きっと、あの・・・現在ロキノン系少年少女のバイブルとも言えるほどの絶大な人気を獲得している（らしい）・・・・・えーとなんだっけ・・・・・RADWIMPS？ってバンド（こちらも最近知った）と同等のポジションなんだろうな。
それぞれのファン達は否定するだろうけど、多分合ってる気がする。

ここまで書いておいてなんだですが、シドもラッドなんとかも聴いたことはない。
多分どこかで耳にはしてるんだろうが。
その程度の情報しか持ってないけれども、このたけしは非常に良いオーラを感じる。
聴いたこと無いし、今後も聴く予定は皆無だけど、多分良いんだろう。

オーロラビジョンでくねくね謡う美形のたけしは、いつかの黒夢の清春に似ていると思うのは気のせいだろうか。
僕らは90年代のビジュアル系ブームのさなかに童貞を捨てた世代なので、ビジュアル系はモノの奥の奥まで勝手にちょっとだけ染み付いている。仮に洋楽を中心に聴いていたとしてもだ。
コンビニ、カラオケ、ボーリング、ゲーセン、どこ言ってもビジュアル系は有線から追いかけてきたのだ。

しかし、ビジュアル系と言われたバンドの中でも黒夢は、結構出色存在だったと言う人は少なくない。
彼らはビジュアル系（笑）と、十把一絡げに斬り捨てられるようなバンドではなかった。
"たまたま"その日は化粧をしていたロックバンド、というのがしっくりくる。

今現在、iTunesでJudas Priestのペインキラーを聴いている僕がいうのもなんだが、当時の黒夢はなんだかインパクトがあった。
それはきっとライヴビデオの影響がある。彼らのLIVEは、実はかなりハードコア"モッシュ"スタイルで、ビジュアル界の甲本ヒロトの如きカッコよさがあった。
また、清春が当時よく着ていた花柄のタイトな古着シャツを見て、バギーっぽいパンツを履いて、NOFX聴きながらスケボー蹴ってた僕も、ちらっと花柄シャツを見に行ったような気がしないでもない。

たけし、いつかコンビニで僕の耳に飛び込んで来るかな。いや、もう実は聴いているのかもしれない。
まあいずれにしろ、たけしのスタイルに触れる時が自然と来るのを楽しみにしていよう。
（実際聴いたこと無いので、もしイケてなかったらメンゴ）

それにしても、若者の音楽が聴こえてこなくなったのはなぜなんだぜ？

久々に見てもなかなかいいライヴぢゃないか。ドラムはそうる透かな

JUDAS PRIEST - PAIN KILLER AHHHH!!!

スウィープがヤバすぎる。垂涎。