寒冷化する東京と議論と、二酸カルト

shuntastic2008-05-30



今日は気温が低く、なにやら温度差が昨日と10度差とかいわれているらしい。
本当にサムイ。
厚着してくりゃ良かった。
寒くて、地球温暖化を熱望してしまいそうだなあと話してたら、先日読んだ文藝春秋を思い出した。


「文藝春秋」5月号に「地球はこれから寒冷化する」という論文が出ている。
論文の著者は、丸山 茂徳先生。
Wikipediaから引用するに、プルームテクトニクスを提唱した地質学者で、東京工業大学大学院理工学研究科地球惑星科学専攻教授。宇宙ヤバイ、とかdisらないようにされたい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%B8%E5%B1%B1%E8%8C%82%E5%BE%B3


曰く、

産業革命以前と現在では、大気組成中の二酸化炭素の割合が1万分の1%しか上がっていない」


温室効果ガスのほとんどが水蒸気である」

といった事実を挙げて、"地球温暖化化石燃料による二酸化炭素の関係はない"と理論的・科学的に喝破していらっしゃった。


非常に腑に落ちる話であったのでご一読をおすすめしたい。
CO2排出で温暖化するゴニョゴニョ・・・・は所詮国際政治上の駆け引きにすぎないから鵜呑みに信じちゃいないけど、ここまで論理的に宇宙的に専門の見地から言われたら、どなた様におかれましても納得せざるを得ないだろうという内容。


文藝春秋 2008年 05月号 [雑誌]

文藝春秋 2008年 05月号 [雑誌]


きたる洞爺湖サミットでも「環境」がもっぱらテーマだそうで、京都議定書に続いてまたも"二酸化炭素"に血道をあげ、「環境って大事っス!ロハスッス」と笑みをたたえて不平等条約に判を押すんでしょうか。あまりに無念だ。無念すぎる。全米が笑う。
このサミットは、税金の無駄遣いだけならまだしも(よくないけど!)、諸外国から出し抜かれている日本って、ほんとうにお人よしの美しい国なんですね、わかります。


チームマイナス6%とかいう失笑モノのプロジェクトを誇らしげに推進している企業も散見されますが、ネタにしても滑稽。
隣国とかその辺が、数億人の民のために石油をドンドンと燃やして、ついでにプラスチックだか化学物質だかもまとめてごいごい燃やしている、その横で「地球温暖化を防ぐために、できることからまず打ち水アイドリングストップ♪」とかアレですね。ワビサビ。


いや、まあ温暖化の本質は二酸化炭素じゃなさそうなので、本質じゃないところがどうなろうと知ったことではない、といえば知ったことではないんですが。。
どうも排出権を押し売りされるのが納得いかないだけで・・・。
海を挟んだ手練手管の火事場泥棒たちや、捏造報道付和雷同の企業らには騙されないようにしたいものです。


同教授趣旨のサマリーはこちら
http://www.gis.ed.jp/gaku/55/gaku55_2.html


とは言うものの日本中に蔓延するこの二酸化炭素宗教は、ドコ発祥のカルトなのか気になります。


生命と地球の歴史 (岩波新書)

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