月の島とハードボイルド・ワンダーランド


朝起きたら暑気にヤられた。くじけた。
「ああ、そう、そうくるならもうこっちもヤケクソだ。
もっと暑くしてやろうじゃないか!フハハハ」、と挑戦状を叩き付け、急遽、有楽町線に乗り込んで降りたのが現世に残る月の島です。


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さすが月の島だけに、4〜5人の白い雌ウサギさんグループが多いこと多いこと。
意外と女子供が多いことに驚きつつ、こち亀のような世界を堪能しながら進みます。
なにせ、ぼくはこの月に降り立つのが初です。
にわかガガーリン気分が盛り上がっています。


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この地は区画整理が気持ち悪いほどぴっちり施行されているなという印象。


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で、これ喰いにきたわけです。
個人的には初です。西のにんげんなモンで。
これまでは、ご多分に漏れずアレに似てるからヤダ、と思い続けていたクチですが、夏の暑さにヤられて挑戦だ。
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訪れたもんじゃの「はざま」さんは、創業30年でいわゆる名店という扱いになるお店だ。どっちの料理ショーをはじめ色々出ているようで、そちら方面との繋がりも深く、店内はひいきにする有名人のサイン色紙だらけ。


しかし、ぼくがここに決めた理由はほかでもない。
2年前の2006年10月ごろ、歌舞伎界のRude Boyこと市川海老蔵と、帰ってきた加藤紀子こと佐藤江梨子もんじゃ焼きデートが女性セブンにスッパ抜かれたのが当店なのです。
色んな意味で暑い、暑すぎる。暑苦しい。こんな夜にお前を抱けないなんて、です。
メンツも個性も、そして何より目の前で熱せられるもんじゃの湯気が熱い。はじめては、ココしかないでしょう。
そしてこりゃあ美味い!!秘伝鶏がらスープ入りなところがポイントだそう。
作り方がわからないので、店員さんに一部始終作ってもらいました。
さすがプロは手さばきがすごいですね。
よく観るもんじゃの"土手"部分を堪能したかったのですが、プロの手にかかるとすぐにそれは決壊させられていました。


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途中から暗雲立ち込めて不穏な空気感が満点でしたが、はじめて訪れた月の島は、思いのほかインダストリーと大正時代が同居するワンダーランドでした。
真夏だからこそオススメ!
また来たい!


当のはざまさん、名店らしく普段は満席では入れないことが多いそう。
また、もんじゃ屋だらけのアーケード通りから、一本路地に入るため隠れ家的な趣も◎。

もんじゃ はざま
住所 東京都中央区月島3−17−8
電話 03-3534-1279
営業時間 12:00〜22:00

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