世界のTKの弟子、アライアンスの菊野克紀です


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少し前の出来事になるのですが、DEEPというPRIDEの下部組織的な位置づけにある格闘技を観に、後楽園ホールにいきました。

DEEP(ディープ)は、2001年1月8日に旗揚げした総合格闘技のイベント。
中・軽量級の試合をメインとしている。代表は佐伯繁


開始から第6回大会までは、パンクラスなどの協力で、独立独歩のメジャー指向で大会場での興行を打っていた。


PRIDE武士道シリーズを開始すると、DEEP代表の佐伯と業務提携を行い、DEEPはPRIDEの下部組織的な位置づけとなる。
以後のDEEPは、日本人の中・軽量級の選手を中心に、後楽園ホール規模の会場で大会を開催するようになり、客層は選手の応援団や格闘技マニアが中心となった。


筆者適宜中略
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/DEEP


観戦に出向いたワケは、同じ鶴丸高校の後輩かつ、鹿児島青年倶楽部KYCのメンバーという縁やゆかりのある漢、菊野くんが出場するからに他ならない。*1


正直、殊更格闘技ファンでもないし、間近で観戦するのは初。
ましてDEEPなんて名前すら知らない団体でしたが、目の前は正に戦争。
兵站は絶たれていて、まさに「刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。」の吉野家コピペそのままな光景。
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結果的には、冒頭の写真のように、彼は圧倒的な強さでTKOを勝ち取った。
勝ち獲りました、の方がただしいかもしれない。


正味わずか10分ぐらいの試合だったと思いますが、いたく感動してお押さえ切れなかった。
勝った時の本能的な雄たけび、達成感があふれ出すその雄姿は、水泳の北島のそれと全く同じもの。
そしたら、なんかうっかり泣きそうになりました笑
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彼は勝利者マイクパフォーマンスで開口一番、満面の笑顔でこう叫びました。


「世界のTKの弟子、アライアンスの菊野克紀です!!!」


世界のTK?ダレ?小室哲哉?とかはどうでもいいんです。
この数分間、最後のマイクに至るまでこちら側が色々と感動・勉強させていただいた。
たくさんの何かが奮い立った気がします。


この感覚は是非次の会場で味わってみてください。
彼はすばらしい漢です。
やんちゃ繰り返してきた男たちが跋扈する業界で、なんと子どもたちのヒーローを目標に掲げている漢です。
入場曲は、マイケル・ジャクソンライオネル・リッチー競作「We Are The World*2」です。
彼ならきっとピカチュウを超えて空も飛べるはずです。


ちなみに、会場で一番大きな大弾幕は、我らが東京鶴丸会の菊野幕でした。
弾幕薄いぞ!とは言わせない応援団っぷりも最高です。
また応援行きます。
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もうひとつ。格闘家の彼女ってのは甲斐甲斐しいもんだなあと、これも甚く感心した次第です。

Road to HERO 〜菊野克紀〜


DEEP2001 OFFICIAL SITE

We Are The World: U.S.A For Africa

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*1:余談として、漫画「ろくでなしBLUES」の大ファンだったため後楽園ホールに対して、キモいぐらいの思い入れがあったため、もの凄い高揚感をもって参戦した

*2:アフリカの貧困層を解消する目的で作られたキャンペーンソング